Why I Came to America 2
2018年 01月 06日
さて、前回に引き続いて2)キャリアアップ 3)看護の自由性、多様性について記述していきます。2)キャリアアップ看護師として未来を漠然と模索していた時大尊敬するメンターに出会いキャリアアップ の概念が変わりました。実際に看護師って疲れますよね。現場では常にミスしないよう緊張感を保ち、命と向き合わせの重圧そして、昼夜を問わず仕事し時間と作業に追われる毎日。精神的にもかなり負担のある仕事ですよね。そして、初年度の離職率は10%であり、日本の看護師はほとんどバーンアウト寸前で、妊婦が、仕事が原因で流産する可能性が高いのも事実です。日本の看護歴史の中でニッパチ闘争も革命への一歩でもあります。給料もいいわけではなく、誰が褒めてくれるわけでもない。なんという職業でしょうか!けど、やっぱり看護って人(患者)と人の関係の中で人生や生死を学べる機会が多くてそれが一番の醍醐味でありessenceだと実感しています。ケアを通して、自分が成長し人生を豊かにし、看護ケアは思想そのものだったりします。
僕のメンターも次世代の看護とは「首から下を使うのではなく(肉体労働ではなく)首から上を使う仕事である。(知的労働である。)」と教えられ、あの PETER.F.DRUCKER も看護を知的労働として記述しています。まさに看護は技術だけではなく、視点と思考過程が看護を看護としていくものであると教わりました。でも大事なのは、看護師として自分の幸せは自分で決めること何を持って幸せなのか、自分の価値観を知ること常にキャリアアップ を考えること看護師も様々な専門分野や認定ができて、重労働低賃金と軽労働高賃金に2極化していきます。看護師に自分の強みや興味を少し足して、自分の看護での希少価値を高め、差別化し、専門を生かした仕事をつかむ機会を常に探って挑戦していきましょう。
3)看護の自由性•多様性日本の現場では、今でこそ診療看護師(日本版NP)が増えてきつつありますがどこの病院もまだ模索しており、試作中だと言っても過言ではありません。患者の多様性・個別性を大切にしようと言いつつ、デキル看護師、他と違う看護師を認めないで、排他してしまう矛盾に看護界は早く気付かないといけません。質の良い医療とは・医療の選択肢がある・スキルミクスの看護日本の医療は患者中心ではなく、利権中心だと現場にいれば凄く感じる事は多々ありますよね。患者さんからすれば、腕を切って縫合してほしいときは、医療者で縫合がうまい人なら誰でもいいでしょ。それは免許の問題ではなく、いかに迅速に質のいい医療が提供できるシステムかどうかという問題であります。※アメリカの歴史では一連の研究をまとめるとNPはPrimary Careに関しては、医師と同等かそれ以上に優れている裏付けされ多様性が生まれました。マジで凄いですよね。だから看護師には多様性があっていいんです。「病棟のケアが得意な看護師」「縫合が上手い看護師」「IV therapyの得意な看護師」「論文を臨床に生かす看護師」「救急外来でコモンな疾患に処方する看護師」「褥瘡をエコーで評価する看護師」すべてプロフェッショナルな看護師、多様でいいではありませんか!!
長くなりましたが、この思いを一人でも多く言語化し、皆で未来を作る一人であってほしいと心から願います。
by kentonesu32
| 2018-01-06 18:13